「凍眠ミニ」体験会を開催しました

先日、「凍眠ミニ」の社内勉強会ののち、
2日間に渡りお客様に来社頂き、実際に商品を持ち込んで、
凍結のテストをして頂きました。

凍結した商品は持って帰って解凍後の鮮度、味の確認をして頂くことになります。

結果が楽しみです!!

「凍眠ミニ」とは

「凍眠ミニ」は-30℃のアルコールを使って冷凍する液体凍結機です。
通常の冷凍は、皆さんもご存じの通り「冷たい空気」で冷凍します。
液体凍結は冷気に比べ、熱伝導率が高い為、約20分程で冷凍することができます。

通常の冷凍では、凍結に時間がかかる為、
食品に含まれている水分がみるみる膨張して細胞を破壊してしまいます。
細胞が破壊され傷ついてしまうと、解凍時にうまみ・栄養素を含む
「ドリップ」が流れ出てしまいます。
肉や魚を解凍した時に赤い液体が出ているのを
見たことがあるかと思いますが、それが「ドリップ」です。

凍眠は素早く凍結させることで、水分の膨張を抑制し、細胞の破壊を防ぐとこができるので、
解凍した時は、解凍前と同じような鮮度を保つことができます。
鮮度を維持することができれば、保存期間が長くなり食品ロスを減らすことに繋がります。

コロナ禍で冷凍食材の需要が上がっているので、EC販売でも活躍しそうですね。


「凍眠ミニ」を体験



凍眠ミニで凍らせたゼリー(画像左側)と冷凍庫で凍らせたゼリー(画像右側)を比較してみました。
まず、一目見て分かる通り凍った状態の色が違います。
凍ったゼリーが白く見える理由は、表面の水分が早く凍結し、
そこに光が当たると乱反射で白く見えるようです。

実際に食べ比べをしてみました。
冷凍庫で凍らせたゼリーは、ゼリーと氷が混じっており、ガリっとした食感でした。
これは食べた事がある人も多いと思うのでイメージしやすいかと思います。

一方、凍眠ミニで凍らせたゼリーは、表面がきめ細かで、ガリっとした食感もなく、
歯がスーッと入っていく感じでした。

味自体は変わらないのですが、
凍眠ミニで凍らせたゼリーの方が食感が良かったのでおいしく感じました。

「凍眠ミニ」を使用したフードビジネスは拡大中なので、
皆さんにとっても身近なものになる日は近いと思います。
その際は是非手に取って食べてみてください。